宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 4/10 11:50 更新 太陽風は450km/sまで下がって来ました。明日以降、次の乱れが来るかもしれません。 担当 篠原 昨日下がり始めていた太陽風の速度は、そのまま440km/sまで下がり、 以降、440〜460km/sとやや高速の状態で安定しています。 磁場強度も、3〜4nTとやや弱まったままです。 太陽風の乱れは、終息に近付いています。 磁気圏のオーロラ活動も、太陽風の落ち着きとともに、 だいぶ弱まっています。 AE指数の変化は、連続的ですが、 300nTほどの小さな変化ばかりです。 これから、太陽風の速度はもう一段下がって、 通常の状態になって行くのではないでしょうか。 最近の傾向から考えると、大きく下がることもなく、 400km/sくらいで落ち着きそうです。 また、昨日お知らせしたCMEによる太陽風の乱れが、 明日か明後日くらいにやって来る可能生があります。 あまり大きな乱れではないと思いますが、 まとまった南向きの磁場がやって来ると、 磁気圏への影響は大きくなります。 SOHO EIT195には、太陽の南極寄りにコロナホールが見えています。 放射線帯の高エネルギー電子は、少し下がりましたが、 依然、かなり高い状態です。 引き続き注意が必要です。 太陽は、西の端に1061黒点群が見えるだけです。 黒点が無くなった1060黒点群の場所で、B3の小さなフレアが発生しています。 しかし、太陽は穏やかです。 SOHO EIT195による太陽コロナ。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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