宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 4/ 9 09:03 更新 太陽風の速度は540km/秒へ下がってきています。小規模のオーロラ活動が続いています。 担当 篠原 昨日いっぱい、太陽風の速度は600km/秒を保ちました。 今日に入った頃から(世界時8日16時頃)低下が始まり、現在、540km/秒まで下がっています。 磁場強度も少しずつ弱まっていて、3nTくらいに下がっています。 太陽風の乱れも、終わりが近づいているようです。 昨日からのオーロラ活動は、600〜800nTの中規模の変動が3回ほど発生しています。 十分にぎやかな変動なのですが、 この3日間の荒れ具合を見ていると、穏やかになってきたなと感じてしまいます。 まだ高速風は続いていますので、今日、明日くらいまでは、 規模は小さくなりますがオーロラを楽しめそうです。 放射線帯高エネルギー電子は、今日も100,000に達しています。 活動が収まって、今後は減少に向かうため、明日には100,000を割る可能性がありますが、 その後、警戒レベルの10,000を割るまでは時間がかかるので、しばらく注意が必要でしょう。 太陽では、東側(左側)の1060黒点群は見えなくなり、西側(右側)の1061黒点群だけになっています。 しかし、消えたほうの1060黒点群で、昨日、8日12時(世界時8日3時)に、 B3.7の小さなフレアが発生しました。 今回も長時間継続するタイプのフレアで、 かなり淡いCMEが、地球の方向に向かって噴き出しています。 11〜12日頃に、このCMEによる太陽風の乱れがやって来ると予想されます。 SOHO EIT195による太陽コロナ。9日5時半(世界時8日20時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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