宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:03)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏内がやや活動的になっています。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/ 9 --- ---
4/ 8 --- ---
4/ 7 --- ---

黒点  4/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
1060 1 α ---
1061 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:55 534 -1.9
-2 h 570 -3.3
-4 h 578 -1.4
-6 h 596 +0.7
-8 h 617 +2.7
-10 h 610 +2.3
-12 h 609 +2.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
07:59 -24 -28/ 11
-2 h -21 -23/ 4
-4 h -17 -21/ 5
-6 h -16 -18/ 5
-8 h -17 -15/ 10
-10 h -20 -21/ 7
-12 h -23 -26/ 9

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^5
4/ 9 0.5 1x10^5
4/ 8 0.5 2x10^5
4/ 7 0.8 1x10^5
4/ 6 0.5 6x10^4
4/ 5 0.6 4x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 4/ 5 13:20 500km/秒ほどの高速風が続き、オーロラも活発に続いています。
2010/ 4/ 6 08:16 CMEによる大きな太陽風の乱れが到来し、激しいオーロラ活動を起こしています。
2010/ 4/ 6 20:05 太陽風の磁場が南を向き続け、磁気圏の擾乱が続いています。
2010/ 4/ 7 11:44 太陽風磁場が長時間南を向き、活発な磁気圏活動が発生しました。放射線帯がかなり強まっています。
2010/ 4/ 8 09:02 高速太陽風(600km/秒)が続き、オーロラも活発です。放射線帯はたいへん強まっています。
最新のニュース

2010/ 4/ 9 09:03 更新
太陽風の速度は540km/秒へ下がってきています。小規模のオーロラ活動が続いています。

担当 篠原

昨日いっぱい、太陽風の速度は600km/秒を保ちました。
今日に入った頃から(世界時8日16時頃)低下が始まり、現在、540km/秒まで下がっています。
磁場強度も少しずつ弱まっていて、3nTくらいに下がっています。
太陽風の乱れも、終わりが近づいているようです。

昨日からのオーロラ活動は、600〜800nTの中規模の変動が3回ほど発生しています。
十分にぎやかな変動なのですが、
この3日間の荒れ具合を見ていると、穏やかになってきたなと感じてしまいます。
まだ高速風は続いていますので、今日、明日くらいまでは、
規模は小さくなりますがオーロラを楽しめそうです。


放射線帯高エネルギー電子は、今日も100,000に達しています。
活動が収まって、今後は減少に向かうため、明日には100,000を割る可能性がありますが、
その後、警戒レベルの10,000を割るまでは時間がかかるので、しばらく注意が必要でしょう。


太陽では、東側(左側)の1060黒点群は見えなくなり、西側(右側)の1061黒点群だけになっています。
しかし、消えたほうの1060黒点群で、昨日、8日12時(世界時8日3時)に、
B3.7の小さなフレアが発生しました。
今回も長時間継続するタイプのフレアで、
かなり淡いCMEが、地球の方向に向かって噴き出しています。
11〜12日頃に、このCMEによる太陽風の乱れがやって来ると予想されます。



SOHO EIT195による太陽コロナ。9日5時半(世界時8日20時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。