宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2010/ 2/15 10:02 更新 太陽風の磁場が大きく南を向いています。一時的に磁気圏が活動的になりそうです。 担当 篠原 今朝より、太陽風の磁場が10nTに強まり、 それとともに、南北成分が大きく南を向いています。 南向きの変化は、5時間ほどくるっと輪を描くように変化しています。 CMEによって、磁場のまとまった変化が流れてきたようです。 この様子では、あまり長く続かないかもしれませんが、 この影響で、オーロラ活動が強まったり、磁気嵐が発達しそうです。 一方、太陽風の速度は低速の状態が続いています。 速度は300〜320km/秒の範囲で安定しています。 このため、磁気圏変動の規模としては限定されたものになりそうです。 太陽の南半球に見えたコロナホールの影響や、太陽でたびたび発生しているCMEの影響などで、 太陽風の変化はしばらく読みにくい状況です。 引き続き、ACEのデータに注目してください。 太陽では、東の端から1048黒点群が上がってきました。 昨夜は、C4.3の小規模フレアを起こしています。 SOHO EIT195の動画を見ると、活発に変動しているようで、 今後も中小規模のフレアの発生に注意が必要です。 それにしても、SOHO EIT195の太陽写真をじっくり見ると、 北半球に太陽をぐるっと囲むように活動領域のリングができています。 太陽の変化が実感でき、とても美しい光景です。 SOHO EIT195による、太陽コロナ。15日8時(世界時14日23時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽の可視光写真。東端から1048黒点群が上がってきました。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 沖縄の磁場擾乱 下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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