宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2010/ 2/11 11:52 更新 CMEの影響が来たようですが、変化は小規模です。太陽は静かになっています。 担当 篠原 昨日より、太陽風は320km/秒付近の低速状態が続いています。 予想していたCMEの到来は見られず、穏やかな風が続きました。 そして、つい先ほど、11日9時(世界時11日0時)に、 太陽風の磁場強度、密度、速度、それぞれが強まる変化が起きています。 といっても、たいした規模ではなく、 磁場強度は5nTから10nTに、速度は300km/秒から380km/秒に、 密度は1個/cm^3から10個/cm^3にそれぞれ変化した程度です。 これが今回のCMEの到来の様です。 現在の磁気圏は、とても静かです。 CMEの影響で磁場強度が強まってきたので、 今後、南向きが強まる様になると、オーロラ活動が強まることになります。 ただし、速度はそれほど高まっていないので、大きく乱れることはないでしょう。 これに続いて、1日遅れで発生したCMEの影響も続いてやって来る可能性があります。 明日にかけて、同程度の変動がやって来るかもしれません。 オーロラ観望としては、これからしばらく注目したいところです。 太陽では、1045黒点群の活動がすっかり落ち着いてしまいました。 X線の強度が下がるとともに、フレアの発生もすっかり減っています。 この1日間に発生したのは、Cクラスの小規模フレア3回だけとなっています。 太陽の東側には1046黒点群も見えていますが、こちらではフレアは起きていないようです。 SOHOのEIT195を見ると、東端の向こう側にもうひとつ明るい領域があります。 この領域はどのような活動をしているのでしょうか。 太陽が活発になるにつれ、次々と楽しみな変化が発生するようになりました。 (宇宙の安全という観点では、問題が起きやすくなりますが) また、太陽の南半球には、南極側から伸びるコロナホールが見えています。 大きさは前周期よりも広がっています。 太陽の中心線に達しているので、4日後くらいに影響がやって来るかもしれません。 SOHO EIT195による、太陽コロナ。11日0時半(世界時10日15時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽の可視光写真。1045黒点群と1046黒点群が見えています。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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