宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/12/13 10:58 更新 290km/秒と遅い太陽風が続いています。磁気圏も静穏です。 担当 篠原 300km/秒台を割った、とても遅い太陽風が続いています。 昨日のニュースの直後には、240km/秒近くまで下がっています。 その後、昨日のお昼くらいに少し上がって、290km/秒となり、 そのまま現在まで安定しています。 一方、磁場強度は、速度が上がるのと同時に5nTを回復し、 その後も若干強まって、8nT近くまで上がりました。 変化としては、そのあたりで止まっています。 磁場強度がやや強まっているものの、 基本的には低速のとても穏やかな太陽風が続いていると言えます。 磁気圏活動も基本的には静穏です。 AE指数では、100nTくらいのとても小さな変化が見えていますが、 極端に静かな故に変化として目立っているとも言えます。 太陽風は、引き続き穏やかな風が続くと思われます。 SOHO EIT195では、コロナホールが太陽の中心に近づいて来ましたが、 暗い領域はとても細く、勢力としては弱まっている様です。 この様子では、地球への影響は弱まり、太陽風の変化も小さくなっている可能性があります。 変化の到来は、もう5日ほど先の18日頃と見込まれます。 太陽では、1034黒点群が残っている様です。 SOHOの可視光写真は、昨日の朝のものです。 X線のグラフに目立った変化はなく、活動度は弱まったままの様です。 X線のグラフは、昨日から今日にかけて、赤線がやや上昇しているのに対し、 青線は急に一桁小さくなっています。 GOES14の機器の特性なのか、あるいは観測データの調整を行ったのでしょうか。 SOHO EIT195による太陽コロナ。13日10時(世界時13日1時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。東側に1034黒点群が見えます。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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