宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:22)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/ 8 --- ---
12/ 7 --- ---
12/ 6 --- ---

黒点 12/ 7 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
07:57 323 +0.9
-2 h 337 +0.4
-4 h 337 -1.0
-6 h 338 -0.4
-8 h 336 +0.2
-10 h 358 +2.7
-12 h 356 +1.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
07:59 -11 -6/ 10
-2 h -12 3/ 3
-4 h -12 6/ 8
-6 h -11 5/ 6
-8 h -9 3/ 10
-10 h -10 9/ 9
-12 h -11 7/ 10

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^0
12/ 8 0.5 5x10^0
12/ 7 0.6 4x10^0
12/ 6 0.6 3x10^1
12/ 5 0.7 2x10^1
12/ 4 0.6 2x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/12/ 3 15:34 太陽風の速度が250km/秒まで下がっています。11月の黒点状況をまとめます。
2009/12/ 4 09:27 250km/秒のかなり遅い太陽風が続いています。磁気圏も静穏です。
2009/12/ 5 12:06 太陽風の速度が230km/秒まで下がりました。非常に遅い速度です。
2009/12/ 6 13:30 コロナホールの影響で、太陽風速度が400km/秒台に上昇しています。小規模のオーロラ活動も起きています。
2009/12/ 7 12:39 太陽風速度は下がり、360km/秒の低速風になっています。太陽は無黒点が続いています。
最新のニュース

2009/12/ 8 08:22 更新
300km/秒台前半の低速太陽風になっています。磁気圏も静穏です。

担当 篠原

太陽風の速度は、ゆっくりと下がり続けています。
昨日の360km/秒から、現在は、320km/秒まで遅くなっています。
すっかり低速風です。

磁場強度は、4nT付近を変化していて、やや弱めの傾向にあるようです。
南北成分も0nT付近に留まっていて、地球への影響は弱そうです。

オーロラ活動を示すAE指数では、100〜200nTくらいの小さな変化がいくつか見えます。
多少はオーロラが発生しているようです。
しかし、このような弱い変動が目立って見えるというのも、静穏な証拠と言えるかもしれません。

穏やかな太陽風は、当分続きます。
掲載している27日周期の図に見える前周期の太陽風は、ずっと低速です。


太陽面も、無黒点で静穏です。
SOHO EIT195では、東端(左端)に明るい点が見えますが、可視光では白斑があるだけの様です。

先月、久しぶりに黒点群の出現頻度が上がりましたが、
気がつくと、11月23日以来2週間にわたって無黒点の日が続いています。
太陽活動もそう簡単には高まらない様です。



SOHO EIT195による太陽コロナ。8日7時半(世界時7日22時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。東の端に白斑が見えます。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。