宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:15)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/10 --- ---
12/ 9 --- ---
12/ 8 --- ---

黒点 12/ 9 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:59 285 +1.7
-2 h 278 +0.9
-4 h 278 +1.6
-6 h 284 +1.2
-8 h 284 +0.5
-10 h 288 +0.3
-12 h 293 -0.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -11 -4/ 10
-2 h -11 6/ 5
-4 h -12 8/ 2
-6 h -13 8/ 2
-8 h -13 9/ 2
-10 h -14 10/ 3
-12 h -13 11/ 5

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^0
12/10 0.5 7x10^0
12/ 9 0.6 5x10^0
12/ 8 0.7 7x10^0
12/ 7 0.6 4x10^0
12/ 6 0.6 3x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/12/ 5 12:06 太陽風の速度が230km/秒まで下がりました。非常に遅い速度です。
2009/12/ 6 13:30 コロナホールの影響で、太陽風速度が400km/秒台に上昇しています。小規模のオーロラ活動も起きています。
2009/12/ 7 12:39 太陽風速度は下がり、360km/秒の低速風になっています。太陽は無黒点が続いています。
2009/12/ 8 08:22 300km/秒台前半の低速太陽風になっています。磁気圏も静穏です。
2009/12/ 9 09:22 太陽風は、速度が300km/秒まで下がっています。とても静かです。
最新のニュース

2009/12/10 09:15 更新
太陽風は280km/秒に下がっています。小さな黒点群が上がって来たようです。

担当 篠原

速度の遅い太陽風が続いています。
速度は、昨日からまた下がって、280km/秒となっています。

速度がここまで下がることは比較的珍しかったので、
「かなり遅い風」といつも表現していますが、
最近は、この速度まで下がるのも普通のことになってしまいました。

磁場強度も、3nT前後で弱めです。

太陽風が穏やかなため、磁気圏も静かで、
AE指数はほとんど変化していません。


遅い太陽風は、このまま続くでしょう。
もうしばらくすると、次の変動の原因となるコロナホールが、
太陽の東の端から見えて来ます。


太陽ではX線のデータが強まり、Bクラスの変化が発生しています。
発生源は、EIT195の東の端で明るく光っている領域です。
ここに小さな黒点があるようで、
例えば、ぐんま天文台の太陽望遠鏡写真で見ることができます。
(リアルタイムなので、晴れているうちにご覧下さい)
SOHOは、更新が遅れていて、
まだ見ることができません。
どのような活動度の黒点でしょうか。






ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。