宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:58)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/ 1 --- ---
11/30 --- ---
11/29 --- ---

黒点 11/30 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:19 276 +0.0
-2 h 278 +0.1
-4 h 287 +0.8
-6 h 335 +0.2
-8 h 278 -1.7
-10 h 279 -0.9
-12 h 303 -2.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
07:59 -14 5/ 7
-2 h -14 9/ 2
-4 h -15 10/ 4
-6 h -16 7/ 4
-8 h -17 3/ 4
-10 h -18 0/ 4
-12 h -17 3/ 2

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^1
12/ 1 0.5 2x10^1
11/30 0.7 3x10^1
11/29 0.6 2x10^1
11/28 0.6 2x10^1
11/27 0.6 3x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/11/26 08:27 やや高速の太陽風によって、小規模のオーロラ活動が続きました。高速風は終わりつつあります。
2009/11/27 08:40 太陽風は低速風に変わりましたが、南向き磁場の影響で磁気圏活動が活発化しました。
2009/11/28 13:00 太陽風は低速で、磁気圏も静穏です。太陽は無黒点が続いています。
2009/11/29 11:41 太陽風は速度350km/秒と低速で安定しています。磁気圏も概ね静穏です。
2009/11/30 08:24 太陽風は300km/秒のかなり遅い風になっています。磁気圏も静穏です。
最新のニュース

2009/12/ 1 08:58 更新
太陽風は、速度270km/秒とかなり低速です。磁気圏も概ね静穏です。小さな黒点が見えています。

担当 篠原

穏やかな太陽風が続いています。
速度は、300km/秒台を割り、270km/秒近くまで下がっています。
かなり低い速度です。
磁場強度も、昨日以降、再び3nTくらいに弱まっています。

磁場の南北成分は、昨夜くらいまでは南寄りの傾向が続いていました。
このため、AE指数を見ると、小規模ですがデータのざわつきが見られます。
しかし、速度がたいへん遅いため、変化は小さなものでした。


SOHO EIT195では、コロナホールが太陽の北半球側のほぼ中心に来ています。
かなり淡く、前周期とほとんど同じ状態のようです。
27日周期の図では、前周期は11月8-9日に小さな変化が見られたくらいです。
今回も同程度の変化かもしれません。


太陽では、南東(左下)に小さな黒点が発生したようです。
EIT195では明るく光って見えるので、比べると見つけやすいです。

いよいよ11月も終わりです(世界時では、ちょうど今、12月に入りました)。
今月は、黒点が見えた日が比較的多かったと思います。
数日後の発表をお待ちください。



SOHO EIT195による太陽コロナ。30日22時(世界時30日17時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。南東(左下)に小さな黒点が見えます。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。