宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/11/29 11:41 更新 太陽風は速度350km/秒と低速で安定しています。磁気圏も概ね静穏です。 担当 篠原 350km/秒付近の低速の太陽風が続いています。 磁場強度は、一時、6nTに強まったりしていますが、全体的には3nTと弱めの傾向です。 磁気圏活動も概ね静穏です。 太陽風磁場の弱い南向きに反応して、 AE指数で100〜200nTくらいの弱い変化が断続的に起きていますが、 目立った変化にはなっていません。 今後も、現在のような穏やかな状態が続くでしょう。 27日周期の図を見ると、前周期の11月8-9日に小さな速度の高まりがあります。 この発生源だったコロナホールが、SOHO EIT195にかすかに見えてきました。 太陽の中心から北東(左上)に半分ほど上がったあたりの小さな暗い陰です。 全体の形を見るためには、もう2日ほど待つ必要がありそうです。 この状態で形が見にくいということは、規模は小さいだろうとも言えます。 27日周期で考えると、12月5-6日あたりに地球に影響がやって来る可能性があります。 太陽は無黒点で静穏です。 宇宙天気とは関係ない話題ですが、 SOHO LASCO C3によると、太陽は現在さそり座の頭のあたりを通過中です。 今日のLASCO C3の写真の左下側に見えている明るい星は、さそり座の一等星アンタレスです。 アンタレスの右側の少し斜め下に淡くにじんで見える星は、球状星団のM4です。 LASCO C3カメラは、ちょっとした天体望遠鏡でもあるのです。 さそり座は夏の代表的な星座ですが、宇宙天気を観ていると、こうやって冬の風物詩ともなっています。 SOHO EIT195による太陽コロナ。29日9時(世界時29日0時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。太陽は無黒点です。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO LASCO C3カメラの左下側に、さそり座のアンタレスが見えています。すぐ右ににじんで見えるのは球状星団M4です。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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