宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/11/30 08:24 更新 太陽風は300km/秒のかなり遅い風になっています。磁気圏も静穏です。 担当 篠原 昨夜あたりから、太陽風の速度はもう一段低下に向かい、現在は300km/秒です。 かなり低速の風になっています。 一方、磁場強度は、3nTから5nTへ平均的なレベルを回復しています。 しかし、この程度であれば日々の変化の範囲でしょう。 最新のデータ(右端)では、南北成分が南寄り(マイナス側)になっているので、 この傾向が続くと、オーロラ活動が小規模ながら続くことが期待できます。 この1日間の磁気圏は、とても静かです。 太陽風は、基本的には今後も低速の穏やかな風が続くと予想されます。 SOHO EIT195では、昨日のニュースで指摘していたコロナホールが、 太陽の中心線に達しようとしています。 正面に近づいても、かなり淡く、規模の小さなコロナホールです。 この様子では、前周期同様にごく小さな太陽風の変化しかやって来ないのではないでしょうか。 そうすると、太陽風は2週間以上にわたって静かな状態が続くのかもしれません。 可視光の太陽も、無黒点が続き、静穏です。 SOHO EIT195による太陽コロナ。30日7時半(世界時29日22時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。太陽は無黒点です。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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