宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:34)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/ 9 --- ---
10/ 8 --- ---
10/ 7 --- ---

黒点 10/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
07:56 295 +3.3
-2 h 282 +2.1
-4 h 274 -2.0
-6 h 274 -0.2
-8 h 270 +2.0
-10 h 272 -0.4
-12 h 269 +0.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:30 -14 -/ -
-2 h -15 -/ -
-4 h -13 -/ -
-6 h -13 -/ -
-8 h -13 -/ -
-10 h -14 -/ -
-12 h -14 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^0
10/ 9 0.4 9x10^0
10/ 8 0.6 1x10^1
10/ 7 0.6 1x10^1
10/ 6 0.6 9x10^0
10/ 5 0.7 9x10^0

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/10/ 4 11:40 太陽風の速度は300km/秒に下がりました。しばらく、遅い太陽風が続くでしょう。
2009/10/ 5 08:33 太陽風に小規模の変動がやって来ました。速度が400km/秒に上がっています。磁気圏は静穏です。
2009/10/ 6 08:35 太陽風は低速風に戻りました(360km/秒)。9月までの黒点数の状況をまとめます。
2009/10/ 7 08:44 300km/秒台前半の穏やかな太陽風が続いています。小さなコロナホールが見えています。
2009/10/ 8 09:01 太陽風の速度は、280km/秒とかなり遅くなっています。穏やかな状態が続いています。
最新のニュース

2009/10/ 9 08:34 更新
280km/秒前後のかなり遅い太陽風が続いています。磁気圏もとても静かです。

担当 篠原

かなり速度の遅い太陽風が続いています。
昨日、300km/秒台を割っていた速度は、そのまま270km/秒近くまで下がりました。

今朝になってほんの少し上がって、290km/秒となり、
磁場強度も、やや弱めの3nTから、平均レベルの5nTへと少し高まっています。

前周期に見られた速度上昇の回帰としては、まだ少し早い様に思われますので、
ここから大きく速度が上がることはなく、
明日くらいまでは、低速の太陽風が続くのではないかと思います。

磁気圏もとても静かです。
AE指数は、今日も全く変化していません。


SOHO EIT195の太陽コロナ写真では、小さなコロナホールが西へ移動しています。
今日の写真でも、ここから東側に伸びるコロナホールの筋は見られず、
前周期に見えていたコロナホールは、ほとんど消えてしまった様です。
上に書いた、速度上昇の回帰は、今回はほとんど見られないかもしれません。


太陽は無黒点が続き、とても穏やかです。
STEREO Behindで先回りすると、太陽の東端の向こう側に、
小規模ですが活動的な領域が発生しています。
黒点があるかどうかは微妙な大きさです。
もう3日ほどすると、SOHOでも見えてくるでしょう。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。9日5時(世界時8日20時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。