宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/10/ 5 08:33 更新 太陽風に小規模の変動がやって来ました。速度が400km/秒に上がっています。磁気圏は静穏です。 担当 篠原 太陽風に小規模の変化が発生しています。 昨日の昼、4日12時(世界時4日3時)頃に、 太陽風の磁場強度、密度、速度などが、変化としては小幅ですが急な上昇を示しました。 磁場強度と速度はその後も上がり続け、 磁場は昨夜のうちに最大10nTに達し、現在は5nTを割る程度に下がっています。 一方、速度は現在までほぼ1日間ゆっくりと上昇を続け、 現在は、400km/秒と平均的な速度レベルに達しています。 原因は分かりませんが、変化の様子から、 速度の上昇はこのあたりまでではないかと思われます。 磁場強度の強まり以降、磁場の南北成分は、0nT付近から北寄りで推移しました。 このため、オーロラ活動はほとんど発生してません。 AE指数は、ほとんど変化していません。 磁場の北向きは、最大で10nTに達しており、これが反対向きの南寄りだった場合、 そこそこ活発な変動が見られたかもしれません。 太陽風の変化はやがて落ち着いて、再び300km/秒台の低速風に戻ると思います。 次の注目点は、来週の初め、11〜13日頃です。 太陽は、1026黒点群の領域も見えなくなり、完全に静かになりました。 STEREO Behindを見ても目立った領域はなく、今後は無黒点の日が続きそうです。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。5日7時半(世界時4日22時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽の可視光写真。太陽は無黒点です。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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