宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/ 8/23 12:06 更新 太陽風の速度は500km/秒を保ち、高速状態が続いています。磁気圏は、概ね静穏です。 担当 篠原 太陽風は、昨日から現在まで速度500km/秒を保ち、高速状態が続いています。 27日周期の図によると、今周期、高速風領域は期間全体が1日半ほど遅れただけで、 規模は同じレベルを保っていたと言えます。 現在、磁場強度は3nTへ弱まっています。 従って、これから太陽風の速度は低下に向かうと思われます。 すると、明日には高速風領域を抜け出すのではないでしょうか。 磁気圏は概ね静穏です。 AE指数は、最初に500nTの中規模変動が見られますが、 以降は小さな変化が度々見られる程度です。 太陽風の速度は高い状態が続いていますが、 磁場強度が弱まり、更に、南北成分が北寄りになってしまったためでしょう。 今後は、速度も下がって行くと思われますので、 磁気圏も穏やかな状態が続くでしょう。 この高速風を抜け出すと、しばらく穏やかな太陽風が続きます。 次の速度の山は、27日周期の図にはまだ見えていませんが、 前周期8月6日の回帰で、9月2日頃と見込まれます。 10日ほど先のことです。 一方、STEREOの太陽コロナを見ると、 南半球側に前周期はそれほど目立たなかった 小さなコロナホールが見えています。 SOHO EIT195でも一部が見え始めています。 もう3日ほどすると、よく分かる様になるでしょう。 こちらの影響で、前周期はなかった速度の高まりが、 1週間後くらいにやって来るかもしれません。 太陽は無黒点です。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。23日12時(世界時23日3時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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