宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:53)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/20 --- ---
8/19 --- ---
8/18 --- ---

黒点  8/20 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:45 441 +0.6
-2 h 442 +1.8
-4 h 397 -0.9
-6 h 397 +2.7
-8 h 365 +0.2
-10 h 350 -4.3
-12 h 349 -5.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 -9 -/ -
-2 h -13 -/ -
-4 h -13 -/ -
-6 h -17 -/ -
-8 h -21 -/ -
-10 h -18 -/ -
-12 h -6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^0
8/20 0.7 7x10^0
8/19 0.6 3x10^1
8/18 0.6 6x10^1
8/17 0.7 4x10^1
8/16 0.7 4x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 8/15 10:56 太陽風の速度は300km/秒に下がり、かなり低速になっています。磁気圏は静かです。
2009/ 8/16 11:06 太陽風の速度は、280km/秒にまで下がっています。とても穏やかです。無黒点も続いています。
2009/ 8/17 10:55 太陽風は、速度が265km/秒にまで下がりました。明日から、高速風が始まると思われます。
2009/ 8/18 08:30 太陽風の速度が330km/秒に上がっています。高速風が近づいている様です。
2009/ 8/19 09:25 太陽風は、速度350km/秒と低速状態が続いています。磁気圏はとても静かです。
最新のニュース

2009/ 8/20 09:53 更新
太陽風の磁場強度が10nTに強まり、磁気圏活動を高めています。また、速度が450km/秒に上がりました。

担当 篠原

前周期よりも1日半遅れで、太陽風に変化がやって来た様です。
昨夜くらいから、太陽風の磁場が10nTに強まり、速度上昇の兆しを見せていました。
そして、今朝になって、ようやく速度に変化が始まり、
今のところ、450km/秒まで速度が上がっています。

太陽風の磁場強度は、依然10nTを保っており、
引き続いて速度が上昇する可能性は高いです。

その一方、速度の上がり方に勢いが感じられないのも確かで、
コロナホールからの影響の遅れが示す様に、
高速風の規模は小さくなっているのかもしれません。

引き続き、太陽風の変化に注目して下さい。


太陽風磁場が強まって、-8nTと大きく南を向く時間帯がありました。
その頃に磁気圏活動が活発になりました。
AE指数で、600nTほどの中規模の変化が6時間にわたって連続して発生しています。

その後、磁場がやや北寄りになり、磁気圏活動も落ち着き気味になっていますが、
再び磁場が南寄りになると、速度が上がっている分、影響もより強くなります。
今日、明日と注意が必要でしょう。


高速風は、規模としては2〜3日程度のことと思われます。
SOHO EIT195では、コロナホールはもうほとんど見えなくなっています。


太陽は無黒点です。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。20日6時(世界時19日21時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHO MDIによる、太陽可視光写真。今日も黒点はありません。20日6時(世界時19日21時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。