宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (22:40)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/23 --- ---
7/22 --- ---
7/21 --- ---

黒点  7/23 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
21:57 521 +0.5
-2 h 518 +0.3
-4 h 475 +1.8
-6 h 482 +1.0
-8 h 459 -1.8
-10 h 455 +0.4
-12 h 439 +0.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
21:59 -21 -4/ 3
-2 h -22 -5/ 10
-4 h -27 -9/ 10
-6 h -31 -13/ 11
-8 h -31 -22/ 13
-10 h -32 -4/ 7
-12 h -34 -6/ 8

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 7x10^1
7/23 0.7 1x10^2
7/22 0.7 1x10^1
7/21 0.9 2x10^1
7/20 0.6 2x10^2
7/19 0.6 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 7/16 13:12 太陽風は穏やかになって来ました。これから1週間近く、静かになるでしょう。
2009/ 7/17 08:38 太陽風の速度は350km/秒近くに下がり、低速風になりました。磁気圏も静かです。
2009/ 7/18 10:37 太陽風の速度は更に下がり、300km/秒です。太陽は無黒点が続いています。
2009/ 7/19 12:05 290km/秒のとても遅い太陽風が続いています。磁気圏活動もとても静かです。
2009/ 7/20 13:20 太陽風は、280kmと低速で、磁気圏もとても静かです。
最新のニュース

2009/ 7/23 22:40 更新
強い南向き磁場によって、磁気嵐が発生しています。

担当 篠原

日本時間で22日の夜から、高速の太陽風がやって来ました。
速度は、初めに450kmまで上がり、
1日ほど経った今夜は500kmを超えるほどになっています。

今回、大きな変化は太陽風の磁場に発生しました。
速度上昇の少し前、日本時間で22日の昼頃に
20nT近くまで強まったのです。
磁場の南北成分も大きく南向きになり、
-20nT近い南向きが、2度ほど発生しています。

この影響で、磁気嵐が発生しています。
沖縄磁場データは、-120nTほど下がり、
Dst指数は-100の変化になっています。

AE指数も、1000nTを超える活発な変化となりました。

太陽風は、高速風としてよりも、強い磁場によって、
大きな影響を及ぼしています。

現在の磁場強度は、5nTに下がっています。
今後は大きな変化は起こらないと思われます。

今日は取り急ぎ、簡単な報告を。



3日間の太陽風の変化
(c) NOAA


SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

7/23 05:00 UT


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



沖縄の磁場擾乱
下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。
(c) NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





この情報ページについて、コメント、要望などがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。