宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:31)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/ 4 --- ---
7/ 3 --- ---
7/ 2 --- ---

黒点  7/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
07:57 347 -2.3
-2 h 364 -1.0
-4 h 366 +1.0
-6 h 362 +3.2
-8 h 371 +1.0
-10 h 372 -0.8
-12 h 365 -0.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
07:59 -14 2/ 7
-2 h -10 -1/ 2
-4 h -9 -1/ 5
-6 h -11 5/ 5
-8 h -13 7/ 4
-10 h -14 3/ 2
-12 h -14 2/ 8

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^2
7/ 4 0.5 3x10^2
7/ 3 0.6 4x10^2
7/ 2 0.7 3x10^2
7/ 1 0.7 3x10^2
6/30 0.7 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 6/29 09:08 太陽風磁場が大きく南を向き、磁気圏が活動的になっています。
2009/ 6/30 11:03 太陽風の速度は550km/秒へ上昇しました。磁気圏の活動は弱まっています。
2009/ 7/ 1 09:21 太陽風の速度は450km/秒に下がり、高速風は終わりつつあります。この後は静穏になるでしょう。
2009/ 7/ 2 09:25 太陽風は400km/秒を割り、磁気圏も静穏です。6月の黒点数が発表されました。
2009/ 7/ 3 11:04 太陽風は平均的な速度レベルで安定し、磁気圏は静穏です。太陽は無黒点です。
最新のニュース

2009/ 7/ 4 08:31 更新
太陽風は低速風になり、磁気圏も静穏です。太陽にとても小さな黒点が出現した様です。

担当 篠原

太陽風の速度は、若干下がり、360km/秒で安定しています。
次第に低速風に変わっています。

磁場強度は、3nTから5nTへ少し上がっています。
平均的な強さに戻ったというところで、
乱れているという様な状態ではありません。

磁気圏もとても静かです。
AE指数は、ほとんど変化が見られません。


引き続き、穏やかな太陽風が続くと思われます。

SOHO EIT195では、コロナホールが少しずつ見やすくなってきました。
このコロナホールは、前周期にはもっと微かで、今回、規模を増して来たようです。
明日か明後日になったら、27日前の写真と比較してみましょう。


今日の太陽の可視光写真をよく見ると、
中心から南寄り(下側)に、非常に小さな黒点が出現している様です。
できたての黒点で、SOHOの可視光写真では、まだこの1枚にしか写っていません。

SOHO EIT195と見比べると、明るく光っている領域に対応しています。

GOESのX線では、Aクラスのとても小さなフレア活動が観測されています。
黒点は、この変動とともに発生したようです。



SOHO EIT195による太陽コロナ。4日7時半(世界時3日22時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる、太陽可視光写真。中央部南寄りに、小さな黒点が見えます。4日6時(世界時3日21時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





この情報ページについて、コメント、要望などがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。