宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:49)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/ 6 --- ---
3/ 5 --- ---
3/ 4 --- ---

黒点  3/ 6 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:44 355 -0.3
-2 h 368 +0.6
-4 h 357 -1.2
-6 h 352 -0.4
-8 h 352 -0.1
-10 h 355 +0.1
-12 h 357 -0.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:59 -5 2/ 10
-2 h -6 1/ 8
-4 h -5 -2/ 2
-6 h -6 -1/ 5
-8 h -6 -12/ 645
-10 h -7 1/ 4
-12 h -6 2/ 5

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^1
3/ 6 0.5 4x10^1
3/ 5 0.7 3x10^1
3/ 4 0.8 3x10^1
3/ 3 0.6 3x10^1
3/ 2 0.6 2x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 3/ 1 11:05 高速風は短期間で終わり、太陽風の速度は470km/秒へ下がっています。磁気圏も静穏になりました。
2009/ 3/ 2 09:13 太陽風の速度は、400km/秒台を割りました。また小規模の速度上昇が見られそうです。
2009/ 3/ 3 09:20 太陽風の速度は、310km/秒まで下がっています。磁気圏もとても穏やかです。
2009/ 3/ 4 09:06 太陽風の磁場強度が強まっています。磁気圏は比較的静穏です。
2009/ 3/ 5 07:57 太陽風磁場が南寄りになり、小規模のオーロラ活動が続いています。太陽風は次第に低速風に変わるでしょう。
最新のニュース

2009/ 3/ 6 12:49 更新
太陽風は、低速(360km/秒)で穏やかです。磁気圏活動もほとんど見られません。

担当 篠原

太陽風は、速度360km/秒前後の低速風が安定して続いています。
磁場強度は、4nTと通常の状態です。

太陽風磁場南北成分の南寄りの傾向は終わり、0nTを中心に上下に振れる様になっています。
このため、低速であることと重なって、磁気圏活動はとても静かになっています。
AE指数には、目立った変化は見られません。


穏やかな太陽風は、1週間くらい続きそうです。
次の擾乱は、前周期の2月14日に来た高速風の回帰です。
3月13日頃になるでしょう。

発生原因のコロナホールが、STEREO Behindで見えています。
今日はSOHOに加えて、こちらの写真を掲載します。

太陽の中心に三角形に暗く見えているのがコロナホールです。
ここは、太陽の磁場が外側へ向かって大きく広がっている場所です。
高速のコロナガスが磁力線に沿って噴き出している場所で、
この部分が地球の方向を向くと、3日後くらいに速度の高い太陽風がやってきます。

今日掲載しているSTEREO Behindは、衛星の位置の関係で、
地球よりも3日半程度先の太陽を見ています。
今、こちらで太陽の中心に見えるので、地球ではこの3日半後に太陽の中心になり、
高速風は、更にその3日後と予想できます。

太陽は無黒点です。
静穏な状態が続いています。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。6日8時半(世界時5日23時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


STEREO behind衛星による太陽コロナ写真。地球よりも、3日ほど先の太陽です。6日11時(世界時6日2時)。
(c) NASA


SOHOによる太陽の可視光写真。黒点はありません。6日10時(世界時6日1時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。