宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:53)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/22 --- ---
2/21 --- ---
2/20 --- ---

黒点  2/22 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:45 446 +4.1
-2 h 441 +5.2
-4 h 401 +2.3
-6 h 376 +4.9
-8 h 394 +3.8
-10 h 380 +0.6
-12 h 368 +3.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 11 -3/ 11
-2 h 9 -10/ 3
-4 h 10 -10/ 4
-6 h 12 -7/ 5
-8 h 9 -7/ 7
-10 h 9 -7/ 7
-12 h 5 -12/ 5

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^2
2/22 0.6 3x10^2
2/21 0.6 7x10^2
2/20 0.7 2x10^3
2/19 0.7 1x10^3
2/18 0.6 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 2/17 09:13 太陽風の速度は下がり(420km/秒)、磁気圏は穏やかです。
2009/ 2/18 09:17 太陽風速度は300km/秒台中盤に下がり、磁気圏もとても穏やかです。
2009/ 2/19 09:03 太陽風速度は300km/秒に下がり、とても静穏です。磁気圏も穏やかです。
2009/ 2/20 08:58 300km/秒台前半の遅い太陽風が続いています。穏やかな宇宙天気です。
2009/ 2/21 08:06 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。これからコロナホール影響が来るかもしれません。
最新のニュース

2009/ 2/22 09:53 更新
太陽風の速度は、450km/秒に上がっています。磁気圏は概ね静穏です。

担当 篠原

太陽風に変化がやって来ました。
ACE衛星の観測によると、
昨夜、21日22時(世界時21日13時)頃から、太陽風の速度が上昇を始め、
半日ほどかけて、360km/秒から450km/秒へ上がっています。

今のところ変化は小幅で、現在の速度も、やや高めという程度です。
磁気圏活動は概ね静穏に推移しています。


太陽風の磁場強度は、8nTほどに強まっています。
まだ強まったままなので、この後、速度はもう一段上昇する可能性があります。

27日周期の図を見ると、変化が到来したタイミングは、
前周期の1月25-26日に始まった小さな変化と同じくらいでした。

SOHO EIT195の太陽コロナ写真を見ると、
コロナホールは既に太陽の西側へ移動し、
写真では、はっきり見つけることはできません。
現在の太陽風の変化も、たいした強まりにはならないでしょう。

太陽の東側(左側)にはコロナホールは見られず、
この後は、穏やかな太陽風がしばらく続きそうです。


太陽は無黒点です。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。22日8時半(世界時21日23時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽の可視光写真。太陽は無黒点です。21日22時(世界時21日13時)
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。