宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:15)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/28 --- ---
8/27 --- ---
8/26 --- ---

黒点  8/28 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:08 327 -0.5
-2 h 313 +2.2
-4 h 293 +0.9
-6 h 308 +0.2
-8 h 300 +0.4
-10 h 321 +1.8
-12 h 321 +3.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 0 8/ 3
-2 h -1 8/ 7
-4 h -2 3/ 3
-6 h -2 4/ 3
-8 h 0 5/ 2
-10 h 1 6/ 4
-12 h 0 7/ 4

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 6x10^2
8/28 0.5 7x10^2
8/27 0.7 3x10^3
8/26 0.6 3x10^3
8/25 0.6 3x10^3
8/24 0.7 5x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 8/23 11:48 300km/秒台中盤の低速太陽風になりました。穏やかな状態は、10日以上続きそうです。
2008/ 8/24 10:54 330km/秒の低速太陽風が続いています。磁気圏もとても静かです。
2008/ 8/25 09:00 太陽風の速度は300km/秒に下がり、低速で穏やかです。穏やかな状態は当分続きます。
2008/ 8/26 09:43 太陽風の速度は290km/秒へ下がり、かなり低速になっています。磁気圏も穏やかです。
2008/ 8/27 08:39 低速で穏やかな太陽風が続いています(310km/秒)。磁気圏もとても静かです。
最新のニュース

2008/ 8/28 10:15 更新
速度の遅い太陽風が続いています(310km/秒)。磁気圏もとても穏やかです。

担当 篠原

速度の遅い、穏やかな太陽風が続いています。
速度は、300〜320km/秒の低速状態で安定しています。

ACEのグラフを見ると、速度の線(黄色線)が大きく上下している様にも見えますが、
それは縦軸の幅が狭くなっているためで、
変化の幅自体は、小さなものです。

磁場強度も、4nTと通常レベルでほとんど安定しています。

このため、磁気圏もたいへん穏やかです。
AE指数には全く変化が見られず、
3日幅のシベリアのグラフも、ずっと平坦です。


穏やかな太陽風は、まだまだ続きますが、
27日周期の図を見ると、
前周期のグラフの最後に、ようやく次の高速風が見えて来ました。
このまま回帰して来ると考えると、9月5日頃に始まりそうです。

SOHOにはまだ見えていませんが、
STEREO Behindeでは、その発生源のコロナホールが見えて来ました。
太陽の東半分に広がっています。

STEREOは、地球よりも2日半ほど先を見ていますので、
もうしばらくすると、SOHOでも見えて来るでしょう。


太陽は無黒点が続き、とても穏やかです。



STEREO衛星が撮影した、太陽コロナの写真。コロナホールが見えて来ました。28日10時(世界時28日1時)。
(c) NASA


SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

8/27 23:24 UT


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。