宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:00)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/25 --- ---
8/24 --- ---
8/23 --- ---

黒点  8/24 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:49 301 -0.5
-2 h 302 -1.6
-4 h 302 +0.8
-6 h 304 +1.0
-8 h 311 +0.1
-10 h 315 -0.0
-12 h 314 -0.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
01:59 -1 6/ 2
-2 h 0 3/ 6
-4 h 1 6/ 5
-6 h 0 12/ 9
-8 h 1 -/ -
-10 h -1 -/ -
-12 h 1 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^3
8/25 0.5 3x10^3
8/24 0.7 5x10^3
8/23 0.7 5x10^3
8/22 0.8 5x10^3
8/21 0.7 8x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 8/20 09:06 太陽風の速度は500km/秒に下がり、高速風は終わりに近づいています。
2008/ 8/21 08:52 高速の太陽風は終わりに近づき(440km/秒)、磁気圏も穏やかになっています。太陽は無黒点が続いています。
2008/ 8/22 19:35 太陽風は穏やかで(380km/秒)、磁気圏も静穏です。太陽に新しい黒点が出現した様です。
2008/ 8/23 11:48 300km/秒台中盤の低速太陽風になりました。穏やかな状態は、10日以上続きそうです。
2008/ 8/24 10:54 330km/秒の低速太陽風が続いています。磁気圏もとても静かです。
最新のニュース

2008/ 8/25 09:00 更新
太陽風の速度は300km/秒に下がり、低速で穏やかです。穏やかな状態は当分続きます。

担当 篠原

SOHOの磁場写真が更新され、一時的に黒点が発生したらしい、
太陽の中央付近の活動領域の様子が見られるようになりました。
SOHO EIT195で、中心から東寄り(左寄り)に明るく光って見える部分です。

磁場写真を見ると、磁場の分布は、[白黒]となっています。
これは、第24活動周期の順番です。
この活動領域は、北緯15度ほどの所に現れています。
昨年12月に24期の領域が初めて現れたのは、
北緯30度くらいでした(新しい太陽周期の始まりか?)。
この時、すぐ下の北緯15度付近には、23期の極性の活動領域がありました。
それから8ヶ月ほどを経て、24期の領域はこの緯度まで広がって来ました。
黒点はなかなか増えませんが、太陽の様子は少しずつ変わっている様です。


低速の太陽風が続いています。
速度は更に下がり、300km/秒まで下がっています。

磁気圏の活動度も低く、AE指数にはほとんど変化がありません。

SOHO EIT195では、まだ次のコロナホールの姿は見えません。
穏やかな状態は、10日以上続くでしょう。
次の乱れは、9月5日頃と予想しています。


太陽は無黒点のままで、静穏です。

放射線帯高エネルギー電子は、ゆっくりと下がり続けています。
そろそろ1000くらいまで下がりそうです。



SOHOによる、太陽面の磁場分布。中央東寄り(左寄り)に、[白黒]と並んだ領域が見えます。第24期の順番です。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

8/24 23:24 UT


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。