宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 6/21 10:48 更新 550km/秒前後の高速太陽風が続いています。磁気圏活動もやや活発になりました。 担当 篠原 速度550km/秒前後の、高速太陽風が続いています(ACEの図の黄色線)。 速度の山のできかたとしては、 前周期の変化がそのまま回帰して来たようです(27日周期の図参照)。 速度が高まるとともに、磁場強度(白線)は3nTへ弱まって行きました。 従って、高速風の山は既に後半に入っていて、やがて速度は下がって行くでしょう。 AE指数を見ると、図の前半で磁気圏がやや活発になっています。 太陽風の速度が高まっていたタイミングです。 磁場強度も5nTを超えていて、 南向き磁場(赤線のマイナスの変化)がこの磁気圏活動をもたらしたと考えられます。 その後は、太陽風の磁場強度が弱まってしまったので、 速度は高いものの、磁気圏への影響は小さくなっています。 AE指数の後半は、目立った変化はありません。 今後も、磁気圏活動は小規模の変化にとどまるでしょう。 太陽風の速度は、今後次第に下がって行くでしょう。 SOHO EIT195では、次のコロナホールの影が、太陽の東側(左側)中間あたりに見えています。 明日くらいになると、もう少しはっきり見えそうです。 放射線帯は、昨日の磁気圏の乱れを受けて、強度が大きく下がっています。 この後、ある程度戻して来そうなので、変化に注目してください。 太陽は、まん中にぽつんと999黒点群が残っています。 フレア活動はなく、とても穏やかです。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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