宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 4/ 4 10:18 更新 C1の小さなフレアが発生しました。太陽風は穏やかですが、これから高速風が始まるでしょう。 担当 篠原 昨日のニュースの直後、3日10時と11時(世界時3日1時と2時)に、 C1.2の小規模フレアが2回発生しました。 発生箇所は、以前989黒点群が見えていた領域です。 SOHO EIT195で明るく見えるふたつの領域の、左側です。 黒点はなくなっていますが、EIT195の動画などを見ると、 細かくちかちかと活動しています。 GOESのX線データを見ると、Cフレア発生の後も、小さくBクラスの変化が起きています。 またCクラスに達する活動が見られるかもしれません。 活動の規模はとても小さなもので、地球への影響はありません。 ACE衛星によると、現在の太陽風は、速度400km/秒、磁場強度5nTと通常の状態です。 磁気圏もとても静穏で、AE指数、シベリア磁場データともに完全に平らになっています。 ただ、これには別の理由もあって、 太陽風磁場の南北成分(ACEの赤線)を見ると、この24時間はずっと北向き(プラス)になっています。 こうなると、太陽風から磁気圏へ、エネルギーがほとんど流れなくなります。 磁気圏活動がほとんど発生しなかったのは、 磁場南北成分のスイッチが切れていたためだと言うことができます。 さて、今夜か、明日くらいから高速風がやってくると予想していますが、 その変化がこれから見られるかもしれません。 太陽風のデータの中では、密度(橙色線)や磁場強度(白線)が先に強まり始めます。 この後の、ACEのデータに注目してください。 磁場強度が強まると、南北成分が揺れた時に、大きな南向き磁場を作りやすくなります。 そうなると、オーロラの活動も一気に強まります。 今日の午後からは、アラスカのライブカメラにも注目して下さい。 今のところ、アラスカの天気はとても良い様です。 放射線帯の高エネルギー電子は、警戒レベルを保っています。 引き続き、衛星の運用では注意が必要でしょう。 今後は、高速風の到来とともに一旦大きく減少します。 しかし、その後、再び上昇を始めますので、高速風到来後も注目を続けて下さい。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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