宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 7/18 09:41 更新 太陽風は通常の状態に戻っています(380km/秒)。これから次の高速風がやって来るでしょう。 担当 篠原 太陽風は速度が380km/秒に下がりました。 磁場強度も3nTと弱まったままで、穏やかな太陽風になっています。 このため、磁気圏のオーロラ活動もたいへん穏やかです。 シベリアの磁場データの図を見てください。 この図は、シベリアで測定した、3日間のオーロラ活動を示していています。 図を3等分すると、左側から順に、3日前、2日前、昨日の変化です。 右端の3分の1、昨日のデータを見ると、 とても平坦で、オーロラがかなり静かだったことが分かります。 この3日間を通してみると、 左、中、右と次第に変化の幅(オーロラ活動の大きさ)が小さくなっています。 太陽風が次第に穏やかになっているためです。 さて、これから次の高速風がやって来ると思われます。 発生源のコロナホールが、SOHO EIT284の写真で、 太陽の南寄り(下寄り)に暗く見えています。 コロナホールは、太陽の磁場が宇宙空間に向かって大きく広がっている場所です。 磁場が外へ向かっているために、 高温の太陽ガスが磁場に沿って宇宙空間へと飛び出して行きます。 高温のガスが逃げ出すため、太陽コロナの写真では暗く写るのです。 一方、飛び出したガスが地球へ当たると、高速太陽風の到来となります。 この高速風が今日の遅くか、明日くらいに地球へやってくる可能性があります。 昨日、一昨日のニュースで書きましたが、 コロナホールの位置が前周期から移動しているようです。 高速風到来のタイミングがどのようになるのか、注目してください。 前回の高速風は、最高速度が570km/秒程度で、 500km/秒以上が3日続いた程度の、比較的小規模の高速風でした。 放射線帯の高エネルギー電子の増加は、ほとんど止まりました。 今回は警戒レベル(10000)には達していません。 太陽のフレア活動は穏やかです。 黒点群はふたつありますが、どちらもおとなしく、フレアの活動は見られません。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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