宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/12/26 12:16 更新 太陽風は速度を下げつつあります(500km/秒)。オーロラ活動は小さくなって来ています。 担当 篠原 SOHO衛星のLASCO C3カメラの中を、夏の天の川が横切りつつあります。 今日の1枚目の写真をご覧下さい。 天の川は、写真の真ん中を上から下へと流れています。 太陽の近くはやや見にくくなっていますが、 写真の上辺と下辺のあたりに、もやっと雲の様に天の川の光が見えます。 太陽は、いて座の中にあります。 ちょうど、南斗六星の柄の部分です。 写真をよく見ていると、星雲や星団なども見えています。 興味のある方は、星図と見比べてみてはいかがでしょうか。 この光景は、今週いっぱいくらい楽しめそうです。 太陽風はゆっくりと速度を下げています。 昨日の600km/秒から100km/秒ほど下げて、現在は500km/秒になりました。 普通の高速風と呼べる範囲でしょう。 27日周期の図で見ると、速度が順調に下がっている様子がより見やすくなります。 速度は引き続き、今日から明日にかけて下がって行くでしょう。 そして、地球は高速風領域を抜け出します。 その後は、低速風の穏やかな状態になるでしょう。 オーロラ活動は、小規模の変動が見られています。 AE指数で500nTくらいの規模のものです。 速度は依然高いのですが、磁場の変動が小さくなり、 南向きが-2nTくらいのものしか見られなかったためです。 今後は、速度がどんどん下がって行きますので、 オーロラ活動は更に弱まって行くでしょう。 放射線帯高エネルギー電子は、安定して警戒レベルを保っています。 27日周期の図で、過去5日分を見比べると、 1日の中の変化幅が次第に小さくなっているものの、 平均的なレベルはほとんど変わっていません。 この後も減少はゆっくりと進みますので、しばらく注意が必要な状態が続きます。 太陽面には、931, 932黒点群が発生しています。 どちらもとても小さいもので、掲載の写真ではほとんど見つけることができません (白斑とかすかな黒い点が見えている様です)。 SOHO EIT284の写真で、太陽の東側(左側)の明るくなっている部分にできています。 このうち、932黒点群がいくらか活動的とのことで、 X線のグラフでBクラスの小さな変化を起こしています。 小規模クラスのフレアを起こすかもしれないとのことです。 SOHO衛星のLASCO C3カメラで、夏の天の川が見えています。 (c) ESA & NASA SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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