宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/12/27 10:42 更新 太陽風は通常の速度に戻りました(420km/秒)。磁気圏の活動も穏やかになっています。 担当 篠原 昨日に続き、太陽風は速度を下げ続けています。 昨日の500km/秒から、現在は420km/秒と通常の速度レベルに戻っています。 磁場強度も、4nTから3nTへと弱まっています。 地球は、高速太陽風の領域をすっかり抜け出した様です。 27日周期の図で前周期の変化を振り返ると、 この後はしばらく穏やかな太陽風が続きそうです。 SOHO EIT284の写真では、太陽の東端(左端)にコロナホールの影が見えています。 次の擾乱要因は、このコロナホールによる高速風となるでしょう。 年明け直後の、1月1-2日頃の話になると思います。 27日周期の図で、前周期のX線グラフを見ると、 今月初めに発生した大規模なフレア活動が見えてきました(12月5-6日)。 あと5日ほどで、あれから太陽がちょうど1周するのです。 太陽風が穏やかになるとともに、オーロラ活動も穏やかになってきています。 昨日のAE指数の変動では、300nT規模の小規模活動が見えている程度です。 現在は、速度も磁場強度もすっかり下がってしまったので、 今後のオーロラ活動は、一段と穏やかなものとなるでしょう。 放射線帯の高エネルギー電子は、ほとんど変化が見られません。 依然、警戒レベルを保っています。 太陽では、931、932黒点群の様子はほぼ変わっていません。 どちらもたいへん小さいままです。 掲載している写真では、932黒点群はなんとか見つける事ができますが、 931黒点群はよくわかりません。 X線グラフの変動は収まっていて、黒点群の活動度は低い様です。 フレア活動は穏やかな状態が続くでしょう。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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