宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/ 7/ 4 10:12 更新 太陽風の速度は遅く(300km/秒)、磁気圏は静穏です。これから高速風が始まります。 担当 篠原 穏やかな太陽風が続いています。 昨日より、太陽風の速度に大きな変化なく、300km/秒を前後していてかなり低速です。 太陽風磁場の強度は5nTでほぼ安定。 南北成分は0nT付近にとどまっていて、磁気圏への影響はとても小さくなっています。 AE指数にはほとんど変化は無く、オーロラなどの磁気圏活動はかなり低レベルです。 SOHO EIT284の太陽写真を見ると、 南北に伸びたコロナホールが中心線を越えて西側へと進んでいます。 地球へ高速風が届き始める目安の位置、「太陽の中心と西端の中間点」に達しつつあります。 これから地球は高速風領域に入ることになるでしょう。 速度上昇に先立って、太陽風磁場の強度が上昇する変化がみられます。 27日周期の図を見てください。 前回は、6月6日に速度(緑色線)の上昇が始まり、7日に最高速に達しています。 一方、磁場強度(青線)は6日に速度が上がり始めるところですぐに最高値に達し、 最高速に達した7日には既に弱まり始めています。 同様の変化が今回も見られると思います。 磁場が強まると、南向きも強まる可能性が高まり、磁気圏活動は強まりやすくなります。 そこで速度が上がると、磁気圏へのエネルギーの流入量が高まり、オーロラの活動が活発になります。 写真に見えるコロナホールの位置では、高速風の始まりは明日になるかもしれません。 これからの太陽風の変化に注目してください。 太陽では、898黒点群がC1の小さな小規模フレアを起こしています。 この3日ほど、1日1フレアのペースになっています。 黒点群の規模に変化はなく、今後も同程度の活動を行う程度でしょう。 太陽活動は概ね静穏な状態が続きます。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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