宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2006/ 6/26 10:17 更新 太陽風は低速で(300km/秒)、磁気圏は静穏です。明日以降、高速風が来る可能性があります。 担当 篠原 太陽風は、低速で穏やかな状態が続いています。 速度は300km/秒で安定し、磁場強度は4nTから2nTへ弱まってます。 南北成分は、南向きの-4nTがしばらく続いたりした時間帯も見られますが、 速度がとても遅いため、磁気圏への影響は小さなものとなっています。 AE指数は小さな変化が見える程度です。 今日いっぱいは現在の穏やかな状態が続くと思われます。 明日以降、コロナホールの影響が現れ始めると予想されます。 SOHOの写真が更新されていませんので、GOES衛星のX線写真を掲載します。 太陽の中心北寄りに暗い部分があり、ここにコロナホールがあります。 一昨日のSOHOの写真で見た印象では、規模は前周期より小さくなっています。 27日周期の図では、明日、27日くらいから太陽風の速度に変化が始まりそうですが、 太陽写真のコロナホールの位置から見積もると、一日遅れて、28日くらいになるかもしれません。 前回の高速風は最高600km/秒の規模でした。 速度上昇の前には、太陽風の磁場強度が強まる変化が見られます。 今後の太陽風の変化に注目してください。 太陽では、東の端から新しい黒点群が上がって来ました。 規模は小さいようです。 X線の動画ではとても小さな活動を起こしています。 今後、小規模フレアを起こすかもしれないとのことです。 基本的には、太陽のフレア活動は穏やかなまま推移しそうです。 GOES衛星のX線カメラで撮影した太陽の様子。コロナホールを見るために強調処理をしている。26日10時 (世界時26日01時)。 (c) NOAA/SEC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|