宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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沖縄磁場変動 (NICT)
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2006/ 6/20 10:42 太陽風の速度が下がりました(400km/秒)。磁気圏も静穏です。
2006/ 6/21 10:05 太陽風の速度はかなり遅くなっています(340km/秒)。磁気圏は静穏です。
2006/ 6/22 10:32 かなり低速の太陽風が続いています(300km/秒)。磁気圏も静穏です。
2006/ 6/23 10:23 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。太陽は無黒点になっています。
2006/ 6/24 12:52 太陽風は低速で安定しています(300km/秒)。磁気圏も静穏です。
最新のニュース

2006/ 6/25 12:58 更新
太陽風は低速です(300km/秒)。南向き磁場の影響で、小規模の乱れが発生しています。

担当 篠原

太陽風の速度は、300km/秒の低速状態で安定しています。
太陽風磁場は、強度は4nTと普通の強さのまま安定しているのですが、
25日6時(世界時24日21時)頃から南向き成分が強まり、
-4nTの南向きが続いています。

速度が遅いため、磁気圏への影響は比較的小規模です。
AE指数のグラフには、やっと500nTに達する乱れがひとつ観測されているだけです。
現在の状態が続いたとしても、この程度の活動にとどまるでしょう。

太陽風磁場の乱れは一時的なものだと思われます。
速度が乱れる要因も無いため、このまま小規模の影響があるだけでしょう。

SOHO EIT284の写真は、昨日と同じものです。
淡い姿で見えているコロナホールは、現在は太陽の中心に達しているでしょう。
このコロナホールの位置関係から考えると、3日後の28日頃から速度が上昇すると予想されます。
前周期の太陽風の変化を考慮すると、もう少し早く、
27日から乱れが見られるかもしれません。
ただし、前周期はコロナホールの分布がより広がっていましたので、
縮小している今回は、高速風帯の規模も小さくなっていると思われます。

太陽では、東の端から新しい活動領域があがってきます。
X線の動画では、小刻みに小さく活動している姿が見えています。
これから、黒点の姿が見えて来るでしょう。
EIT284の明るさの様子から、大きな黒点群ではないと思います。
今後、小規模のフレア活動が見られるようになるかもしれません。



SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。