宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/ 6/25 12:58 更新 太陽風は低速です(300km/秒)。南向き磁場の影響で、小規模の乱れが発生しています。 担当 篠原 太陽風の速度は、300km/秒の低速状態で安定しています。 太陽風磁場は、強度は4nTと普通の強さのまま安定しているのですが、 25日6時(世界時24日21時)頃から南向き成分が強まり、 -4nTの南向きが続いています。 速度が遅いため、磁気圏への影響は比較的小規模です。 AE指数のグラフには、やっと500nTに達する乱れがひとつ観測されているだけです。 現在の状態が続いたとしても、この程度の活動にとどまるでしょう。 太陽風磁場の乱れは一時的なものだと思われます。 速度が乱れる要因も無いため、このまま小規模の影響があるだけでしょう。 SOHO EIT284の写真は、昨日と同じものです。 淡い姿で見えているコロナホールは、現在は太陽の中心に達しているでしょう。 このコロナホールの位置関係から考えると、3日後の28日頃から速度が上昇すると予想されます。 前周期の太陽風の変化を考慮すると、もう少し早く、 27日から乱れが見られるかもしれません。 ただし、前周期はコロナホールの分布がより広がっていましたので、 縮小している今回は、高速風帯の規模も小さくなっていると思われます。 太陽では、東の端から新しい活動領域があがってきます。 X線の動画では、小刻みに小さく活動している姿が見えています。 これから、黒点の姿が見えて来るでしょう。 EIT284の明るさの様子から、大きな黒点群ではないと思います。 今後、小規模のフレア活動が見られるようになるかもしれません。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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