宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/ 6/ 5 10:04 更新 太陽風はやや低速(380km/秒)になり、磁気圏も穏やかな状態です。明後日から、次の高速風が来るでしょう。 担当 篠原 地球は高速太陽風の領域を抜け、現在はやや低速の穏やかな領域にいます。 ACE衛星の観測によると、昨日も太陽風は速度の低下傾向が続き、 450km/秒から380km/秒へ下がっています。 速度低下の度合いは次第に弱まっていて、 今のところは380km/秒で安定しつつあるようです。 太陽風の磁場強度も、4nTから2nTへとだいぶ弱まっています。 穏やかな太陽風です。 速度、磁場強度ともに低レベルであるのとともに、 南北成分は北寄りで変化しています。 このため、磁気圏へのエネルギーの流入はかなり弱まっているようで、 オーロラ活動の指標であるAE指数のグラフには全く変化が見えていません。 この穏やかな状態は、今日から明日にかけて続くでしょう。 その後、明後日の6月7日頃から次の高速風がやって来ると予想されます。 27日周期の図では、前周期の5月11日から最高で650km/秒に上がった高速風が観測されています。 これは、今周期では6月7日以降の変化に相当します。 GOES衛星のX線写真でも、高速風の原因であるコロナホールが太陽の中心に見えています。 (SOHO衛星は軌道の関係で、写真の更新が止まっています) 放射線帯の高エネルギー電子は、たいへん低いレベルで安定しています。 太陽では、東端(左端)から、新しい黒点群がひとつ上がって来ました。 892黒点群という番号が付けられています。 とても小さなBクラスのフレアをひとつ起こしています。 X線の動画を見た印象では、それほど活発な黒点群ではない様に思われます。 しばらく様子を見る必要があるでしょう。 GOES衛星のX線カメラで撮影した太陽の様子。コロナホールを見るために強調処理をしている。5日09時 (世界時5日00時)。 (c) NOAA/SEC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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