宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2006/ 6/ 4 10:18 更新 太陽風は速度が下がり(450km/秒)、地球は高速風領域を抜けつつあります。磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 太陽風はゆっくりと速度が低下しています。 昨日1日かけて、580km/秒から450km/秒まで下がりました。 地球は、コロナホールによる高速風領域を抜け出しつつあります。 太陽風の磁場強度は4nT。 南北成分は弱い北寄りの傾向が続いています。 北向きが主なので、磁気圏活動は穏やかな状態が続いています。 AE指数には、ほとんど変化がみられていません。 太陽風は、これから更に速度が下がっていくでしょう。 速度が下がるため、磁気圏も穏やかな状態が続きます。 次の擾乱要因となるコロナホールが、GOESのX線写真に見えています。 太陽の中心に達していて、3日後の6月7日くらいから再び太陽風速度の上昇が見られるでしょう。 放射線帯の高エネルギー電子は、ほとんど増加していません。 たいへん低いレベルで安定したままです。 太陽面は無黒点の状態になっています。 この後、東側(左側)から新しい活動領域が上がってくる様です。 GOESのX線写真に明るい部分が見えています。 また、X線の強度グラフの小さな変動も、この領域が起こしたものです。 規模は小さいと思いますが、どのような黒点群が顔を出すでしょうか。 GOES衛星のX線カメラで撮影した太陽の様子。コロナホールを見るために強調処理をしている。4日10時 (世界時4日1時)。 (c) NOAA/SEC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|