宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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沖縄磁場変動 (NICT)
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オーロラ(衛星) (NICT)
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2006/ 3/ 9 12:35 太陽風磁場のセクター境界が来ています。太陽風磁場に乱れが発生しています。
2006/ 3/10 12:28 地球は回帰性の高速風領域に入りつつある様です。現在は磁気圏は静穏です。
2006/ 3/11 15:20 コロナホールによる高速太陽風が来ています(550km/秒)。オーロラも活発になっています。
2006/ 3/12 15:45 高速風が続き(550km/秒)、オーロラ活動も発生していました。この後、速度が下がって高速風帯を抜けそうです。
2006/ 3/13 13:20 太陽風の速度は下がりました(400km/秒)。磁気圏は穏やかです。
最新のニュース

2006/ 3/14 17:42 更新
太陽風は速度が下がり(350km/秒)、磁気圏も穏やかです。まだ次の高速風は来ていません。

担当 篠原

今日の更新が遅くなり、申し訳ありませんでした。

太陽風は速度が340km/秒に下がり、低速になっています。
磁場強度は4nTと普通の強さです。
27日周期の図より、これから次の高速風帯に入りそうだと書いていましたが、
いまのところその変化は見えていません。
太陽風の速度が上昇する時には、磁場強度が先に強まることがよくあります。
この後のACEデータの磁場強度にも注目してください。

太陽風磁場の南北成分は、0nTから、北寄りに推移しています。
このため、磁気圏はとても穏やかです。
AE指数にはほとんど変化が観測されていません。
次の高速風領域に入るまでは、現在の様な穏やかな状態が続くでしょう。

太陽写真には、中心のやや上に858黒点群が小さく見えています。
X線のグラフを見ると、Bクラスのとても小さな短時間型のフレアがひとつ見えています。
これは、858群とは別の、東端に近い場所で発生したものです。
こちらにも黒点群ができつつあるのでしょうか。



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。