宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/12/29 12:36 更新 太陽風の速度が一段と上がっています(750km/秒)。オーロラ活動も連続的に発生しています。 担当 篠原 高速の太陽風が続いています。 昨日650km/秒に上がっていた太陽風の速度は、昨夜より更に700km/秒に上がっています。 最新のACEデータでは750km/秒に達しそうな変化を見せています。 一方、太陽風磁場は5nTでほぼ安定した状態です。 赤線の南北成分は、激しく南北(マイナス・プラス)に振動しています。 これらの影響で、比較的活発なオーロラ活動が極域では続いている様です。 シベリア磁場データを見ると、500nT程度の変動が連続的に観測されています。 (オーロラ観測に不適な時間帯には変化は見えていませんが) NICTのオーロラライブカメラでも、 激しい、おとなしいの変化はありますが、一晩中何らかのオーロラが見えていました。 27日周期の図によると、高速風領域は今がまっただ中となっています。 もう3〜4日程度続くでしょう。 SOHO EIT284の写真では、コロナホールが西の方向に移動して行っている様子が見えます。 放射線帯の高エネルギー電子の密度が、増加の傾向を見せています。 この話題に触れるのは一ヶ月ぶりくらいではないでしょうか。 まだ、警戒ライン(10の4乗の線)には遠いですが、高速太陽風が続いていますので、 今後の変化に注意が必要です。 太陽面はたくさんの黒点群でにぎやかな表面になっています。 どれも規模は小さいですが、あちこちに散らばっているので目立ちます。 フレア活動は穏やかで、843群が小さなCクラスの小規模フレアを1回と、 841群がCクラスに達しない規模の小さなフレアを起こした程度です。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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