宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/12/10 12:50 更新 太陽風の磁場が大きく南を向いています。速度は遅いままで、小規模な磁気圏活動が発生しています。 担当 篠原 太陽風磁場に大きな南向きの乱れが発生しています。 10日3時(世界時10日3時)くらいから、急に-10nT近い強い南向きが発生しました。 太陽風磁場はその後も南寄りの状態を続け、現在も-10nT近い値になっています。 太陽風の速度は、280〜300km/秒と遅いままで安定しています。 これだけ大きく南を向けば、速度が遅いとはいえ磁気圏活動も刺激されます。 シベリアの磁場データでは300nTくらいの小さな変化が観測されましたし、 その他のデータからも磁気圏がやや活動的になっている様子がみられます。 この磁場変化の理由は良く分かりません。 変化の大きさから見ると、何か突発的な理由がある様に思われますが、 この期間は、前周期以からも南寄りになりやすい状況でしたので、その影響かもしれません。 いずれにせよ、この状態がどこまで続くのか注目されます。 昨日のニュースでは、小さなフレア活動が見られているとお伝えした太陽ですが、 その後は落ち着いていて、X線のグラフにはほとんど変化は観測されていません。 太陽は穏やかな状態が続きそうです。 ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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