宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/11/10 16:05 更新 太陽風速度は減少し(380km/s)、宇宙天気は穏やかな状態です。 担当 北村 前日より引き続き太陽風速度は減少し、380km/秒まで下がってきました。 太陽風磁場の南向き成分(赤い線)はおおむね北向きですが、 ところどころ弱い南向きを示しています。 シベリアの磁場データを見る限りでは、全体にオーロラ活動は静穏ですが、 太陽風磁場の弱い南向きに対応した オーロラの発光があったかも知れません。 SOHO EIT284の写真を見ると、北側のコロナホール(暗い部分)が ほぼ正面に差し掛かってきました。来週くらいにはこのコロナホール に起因する太陽風の変動が現れるかも知れません。 GOESのX線のグラフを見ると、9日にCクラスの弱いフレアが観測されています。 この弱いフレアに伴って太陽面でのプラズマの変動が見られましたが、 はっきりとしたCME(コロナガス噴出現象)は確認できませんでした。 もしCMEが発生していたとすると、2-3日後に太陽風擾乱が到達し 磁気圏が荒れる可能性もあります。 今後の推移にご注意ください。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
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