宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/11/ 7 15:30 更新 高速の太陽風が続いています(640km/秒)。放射線帯の高エネルギー電子もやや高い状態が続いています。 担当 篠原 太陽風は依然高速状態が続いています。 昨日から引き続き640km/秒前後を推移しています。 磁場強度は4nTでほぼ安定しています。 オーロラ活動につながる、磁場の南北成分は-2nT前後の南向きが時々見られています。 この影響で、ある程度のオーロラ活動が発生しています。 シベリア磁場データを見ると、600nT程度の変動幅で磁場変化が観測されており、 シベリアの夜の時間帯に、小規模のオーロラ活動が発生していた事が分かります。 太陽風の速度は高速ですが、磁場が強く南を向く変化を見せていませんので、 今後もこの程度のオーロラ活動が見られる程度でしょう。 27日周期の図を見ると、前周期ではそろそろ速度が下がり始めていました。 今回はまだ下がる気配がありませんが、いつ頃から下がり始めるでしょうか。 高速風の始まりが早まっていた事と合わせて、終わりの様子も変わっているのかもしれません。 SOHO EIT284の太陽写真では、発生源のコロナホールは西の端に去りつつあり、 やっと小さく見えている程度です。 この高速風の影響で、放射線帯の高エネルギー電子が増加しています。 今日はやや下がりましたが、青線のGOES10衛星でほぼ警戒ラインの強度を観測しています。 高速風は現在も続いているため、今後の変化に注意が必要です。 太陽面では西側に820黒点群が見えています。 小さな群で、Cクラスの小規模フレアを起こしている様です。 これ以上の大きさの活動を起こす事はなさそうです。 静穏な太陽状態です。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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