宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/10/ 6 13:43 更新 太陽風は低速状態が続いています(350km/秒)。コロナホールが太陽の中心に見えています。 担当 篠原 ACE衛星の太陽風データを受信するシステムに障害が発生しているようです。 アンテナなどの受信部の問題ではないかと思うのですが、 今朝の6日7時半(世界時5日22時半)からデータが止まっています。 そこまでの様子では、太陽風の速度は、昨日よりやや上がりましたが350km/秒と低速です。 太陽風の磁場は、-2〜-3nT程度の弱い南向きが続いています。 現在もAE指数のデータが出ていないため、オーロラの活動度が分かりませんが、 極域では、小規模なオーロラが度々発生しているのではないでしょうか。 また、セクター境界を迎えているようです。 この後に、太陽風の様子に変化が見られるかもしれません。 SOHO EIT284の太陽写真を見ると、太陽の中心付近に黒いコロナホールが見えています。 これから3日後くらいに、ここから出ている高速の太陽風が地球にあたると思われます。 また、東端(左端)を見ると、とても明るい領域があります。 ここは、前周期に808黒点群として激しい活動を起こした領域です。 いよいよ太陽のこちら側に回り込んできました。 しかし、黒点写真を見ると、この場所には黒点はなく、白い筋がちらちら見えているだけです。 すっかり弱まってしまったのでしょう。 813黒点群はC1の小さな小規模フレアを起こしたそうです。 黒点群の規模は、昨日からあまり変わらないようです。 今のところ、小規模の活動が見られる程度でしょう。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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