宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 8/10 13:12 更新 太陽風は通常の速度に下がりました(420km/秒)。オーロラ活動は小規模の活動が見られています。 2005/ 8/10 18:06 追加 太陽風磁場の南向きが強まっています(-10nT)。弱い磁気嵐が発生するかもしれません。 担当 篠原 昨日のニュース以降、太陽風は速度をゆっくりと下げ始め、現在は420km/秒まで下がっています。 通常の速度と言っていい速度です。 宇宙天気のもうひとつの大切な要素である太陽風の磁場は、 強度(ACEの図の白線)がほぼ5nTと普通の強さを保っています。 南北成分(赤線)は南向き(マイナス)の-5nT前後の変化が半日ほど続いています。 このため、オーロラ活動は小規模ですが発生しています。 AE指数のグラフでは、500nT前後の変化がたびたび観測されています。 太陽風磁場は現在も南寄りですが、南向きの強度は弱まっています。 このままであれば、オーロラ活動はもう一段穏やかになるでしょう。 太陽風の速度が下がっていることもあり、今後は穏やかな状態が続くでしょう。 放射線帯の高エネルギー電子は密度が一段下がっています。 警戒ライン(10の4乗の線)を割りそうですが、明日まで様子を見る必要があります。 太陽のフレア活動はすっかり穏やかになっています。 X線の強度はBクラスの線を割っています。 X線の動画を見ていても、ほとんど変化が無く、黒点群はどれも穏やかです。 794、795群に続く黒点群は見られず、2〜3日後にはこのまま黒点のない太陽になるかもしれません。 2005/ 8/10 18:06 追加 (篠原) 関連の図はページの最後にあります 10日15時(世界時10日6時)から、太陽風に乱れが発生しています。 速度はほんの少し速まって、460km/秒になった程度ですが、 磁場強度が10nTに強まり、大きく南を向く様になっています(ACEの赤線がマイナスになっている)。 現在、-10nTの南向きが3時間続いています。 これは、7日14時(世界時7日5時)頃に見られた、フィラメント消失の影響ではないかと思います。 太陽風のプラズマのかたまりが、強い磁場を運んでやってきた様です。 このまま太陽風磁場の南向きが続くと、磁気圏の活動が活発になり、 オーロラ活動を強めたり、弱い磁気嵐を起こす可能性があります。 AE指数のグラフにはその兆しが見えています。 速度があまり速くないため、激しい活動にはならないと思いますが、 南向き磁場が長時間続いて、磁気圏も長時間活発に活動する可能性があります。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) 2005/ 8/10 18:06 追加 ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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