宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2005/ 8/ 8 12:20 更新 高速太陽風はピークを過ぎ、低下しています。放射線帯高エネルギー電子が増加しています。 担当 篠原 太陽風は、7日12時(7日3時)頃に700km/秒に達し、 この辺りをピークとして以後は緩やかに低下しています。 現在は、550km/秒に下がっています。 磁場強度は5nT。 -2nT前後の南向き磁場が続いており、オーロラ活動はやや活発です。 AE指数では500nT程度の小規模な活動がたびたび現れています。 太陽風は、このまま緩やかに低下を続けると思われます。 それとともに、オーロラ活動も穏やかになるでしょう。 放射線帯の高エネルギー電子の密度が急増しています。 青線のGOES10に続いて、赤線のGOES12も10の4乗の警戒ラインを越えています。 衛星運用などでは障害が発生しやすい状態になっています。 太陽面には3つの黒点群が見えています。 792群に続いて、794群も勢力を弱めています。 全体的なフレア活動はかなり穏やかになっています。 7日21時(世界時7日12時)に、792黒点群がC1.4の長時間型フレアを起こしています。 これに先立って、7日14時(世界時7日5時)頃に、 795黒点群付近でフィラメント消失と見られる現象が発生しています。 どちらも、CMEをともなっている可能性があります。 現在、SOHO LASCOカメラの写真がまだ更新されていないため、状況が分かりません。 詳しくは明日お知らせできると思います。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|