宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 6/20 12:46 更新 太陽風は通常の状態で、磁気圏も静かです。779,780黒点群が小刻みな活動を続けています。 担当 篠原 ACE衛星の観測によると、太陽風は速度400km/秒、磁場強度5nTで穏やかな状態です。 太陽風磁場の南北成分は、小振幅で南に寄ったり、北に寄ったりしていますが、 速度が落ち着いているため、AE指数には目立った変化は現れていません。 今日のAEの図の前半部分に300nT程度の小さな変化が見えていますが、 このあたりの変化が、南向き磁場の影響です。 太陽風は引き続き、3〜4日程度穏やかな状態が続くでしょう。 磁気圏も落ち着いた状態が続くと思われます。 (昨日のニュースで、X線画像を使ってコロナホールの位置を考察しています。ご覧ください) 静止軌道上にあるGOES衛星の観測では、 放射線帯の高エネルギー電子の密度が緩やかに増加を示しています。 青線(GOES-10)が間もなく警戒ラインである10の4乗の線に達しそうです。 ここから大きく増加するということはないと思いますが、 今後の変化に注目する必要があるでしょう。 太陽では、西に779黒点群、東に780黒点群と2つの黒点群が見えています。 写真では、779群はそこそこ大きく、一方の780群はとても小さく見えています。 ところが、GOES衛星のX画像で動画を見ていると、 小さいフレアですが、東の780群がなかなか活発に活動していることがわかります。 今後、これらの黒点群で中・小規模のフレアが発生する可能性があるそうです。 特に、780群がこのあとどういう変化を見せるのか、興味が持たれます。 ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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