宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 2/11 09:41 更新 太陽風の速度は下がり始めています(650km/秒)。オーロラは現在も活発です。 担当 篠原 コロナホールの影響が弱まって来ました。 10日21時(世界時10日12時)頃から太陽風の速度が下がり始めています。 現在は650km/秒をやや切る程度に下がっています。それでも依然高速です。 太陽風磁場は現在も激しく南北に振動しています。 磁場強度も5nTと変わっていません。 高速風と磁場の振動の影響で、オーロラ活動は活発に続いています。 オーロラの活動指数であるAE指数のグラフを見ると、 500〜1000nTの活動が継続して観測されています。 激しい現象は発生していませんが、連続的に活発なオーロラが見られている様です。 地球がコロナホールの影響領域から抜けつつあるため、 これから太陽風の速度は更に低下して行くでしょう。 1〜2日程度かけて、通常レベル(400km/秒)へ戻って行くと思われます。 その後の予想ですが、SOHO EIT284カメラの太陽画像によると、 太陽の中心を南北に(縦方向に)細く黒い筋が走って見えます。 やや小規模ですがこれもコロナホールだと思われます。 27日周期の図で、前々周期の変化を参考にすると、 12月21〜22日に、このコロナホールと、セクター境界の影響と思われる、 太陽風の乱れが発生していました。 (前周期は太陽フレアの爆発的な擾乱が発生していたため、参考にできません) 今日の太陽画像に見える黒い筋は、この時と同様の変化をもたらす可能性があります。 その場合、影響は13、14日頃から始まりそうです。 放射線帯の高エネルギー電子は現在も高いレベルが続いています。 衛星運用では引き続き注意が必要です。 太陽黒点は更ににぎやかさを増しています。 東縁(左縁)からもうひとつ、新しい黒点群が顔を出しています。 フレア(太陽爆発)活動は穏やかで、X線のグラフに目立った変化は見られていません。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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