宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/10/26 09:38 更新 太陽はフレア活動を活発に続けています。太陽風の速度は次第に低下するでしょう。 担当 篠原 今日は太陽黒点の最新画像を掲載しています。 7つの黒点群が現れていて、とてもにぎやかです。 この中で、687群と691群の活動度が高く、 昨日のニュース以降もCクラスの小規模フレアを687群が6回、691群が1回起こしています。 691群は規模を拡大しつつありますので、今後は更に活発になる可能性もあります。 今後も、Mクラスの中規模フレアに対する注意が必要です。 太陽風の速度は480km/秒前後が続いていましたが、 現在は450km/秒になり、下がり始めた様子です。 昨日の磁場強度の変化を見ると、10nTから3nT程度へ緩やかに低下を続けており、 高速太陽風のピークは越えた様です。 27日周期の図も参考にすると、今日から明日にかけて速度は次第に低下していくと思われます。 磁場強度が下がって来た事もあり、磁気圏は比較的穏やかで、 オーロラ活動もAE指数で500nT規模の小規模の活動が2回見られた程度です。 今後は更に穏やかになるでしょう。 SOHO EIT284の太陽画像では、太陽面の中心から下に向かって、 黒い裂け目の様にコロナホールが見えています。 これから3日ほど経つと地球へ影響を及ぼす位置に来ます。 27日周期の図を参考にすると、28日から29日頃に太陽風磁場のセクター境界を越え、 続いて磁場強度が強まってくる事が予想されます。 引き続き太陽風速度に上昇が見られるでしょう。 この影響で29、30日頃に磁気圏のオーロラ活動が強まる可能性があります。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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