宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/10/24 11:31 更新 687黒点群は小規模フレアを起こし続けています。太陽風、磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 687黒点群は引き続き活発で、今日、24日1時(世界時23日16時)にC9.9、 24日4時(世界時23日19時)にC8.0のそれぞれ大きめの小規模フレアを起こしてます。 C9.9のフレアは比較的長時間の継続時間を持つタイプで、 このフレアによるCME(太陽ガスの放出現象)が発生している可能性があります。 次第に太陽の中心に向かって来ていますので、 CMEが発生した場合、地球へ影響を及ぼす可能性も高まっています。 687黒点群は現在も勢力を保っており、引き続き中規模フレアに対する注意が必要です。 現在の太陽風は、速度380km/秒、磁場強度5nTで通常のレベルです。 南北成分の変化を見ると、北寄りに推移しています。 このためオーロラ活動はかなり低調で、AE指数にはほとんど変化が見られません。 引き続き太陽風は同程度の状態が続きそうです。 磁場強度、速度ともにそれなりにありますので、磁場が南向き傾向に変われば、 オーロラ活動がやや活発になることもあるでしょう。 また、ここ数日、687群が数度に渡ってCMEを起こしています。 太陽の端の方で起こしたCMEで、直接地球に向かっていないため、 ほとんど影響は見られないでしょうが、短期的な乱れが観測されることも予想されます。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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