宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2004/ 9/19 06:33 太陽風の速度が通常レベルに下がりました。磁気圏は穏やかです。
2004/ 9/21 12:03 太陽風の速度は通常レベルですが、磁場強度がやや強く、磁気圏は時折乱れています。明日の夜に衝撃波が来ると予想されます。
2004/ 9/22 13:05 太陽風の速度がやや上昇しています。磁気圏は静穏です。今後、弱い衝撃波が来るかもしれません。
2004/ 9/23 09:01 太陽風の衝撃波が来ました。南向き磁場のためオーロラ活動が活発になっています。
2004/ 9/24 09:58 太陽風の速度はやや下がって440km/秒です。オーロラ活動は低下しています。
最新のニュース

2004/ 9/25 11:00 更新
太陽風は通常の速度で、磁気圏は穏やかです。太陽のフレア活動も見られません。

担当 篠原

太陽風の速度は緩やかに低下し、400km/秒になりました。
通常の太陽風速度と言えるレベルです。
磁場強度は4nTとやや下がっています。
南北成分は軽く南北に振れて見えますが、速度が一段下がった事もあり、
磁気圏のオーロラ活動は穏やかです。

GOES衛星のX線画像によると、たいへん見にくいのですが、
太陽の中央やや上寄りに小さなコロナホールがある様にも見えます。
非常に薄いのではっきりとは分からないですが、
これから来週初めにかけて太陽風の速度がやや上昇する事があるかもしれません。
コロナホールの影響が無ければ、太陽風は穏やかな状態が続きます。

太陽面では673黒点群がぽつりと姿を見せているだけです。
活動度は低く、太陽フレアはほとんど見られないでしょう。



GOES衛星の太陽X線画像。25日11時(世界時25日2時)。
(c) NOAA/SEC


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。