宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 9/11 11:25 更新 太陽風は250km/秒と非常に低速です。磁気圏は穏やかです。672黒点群が見えて来ました。 担当 篠原 太陽風の速度が更に低下して、250km/秒にまで下がりました。 今はやや上がる傾向が見えています。 太陽風の磁場強度はやや強まって、5nTになりました。比較的北寄りの傾向を持っています。 また、11日7時(世界時10日22時)にセクター境界を越え、 太陽風の磁場の大まかな方向が「地球から太陽方向」に変わりました。 これは前周期(27日前の変化)とほぼ同じで、 この様子では4〜5日後にふたたび切り替わりを迎えることになりそうです。 太陽風が大変低速のため、磁気圏の活動は低調です。 AE指数のグラフによると、オーロラ活動は小規模なものが1つ2つ見られた程度です。 SOHO衛星のEITカメラがメンテナンスに入りました(それを示す画像に変わっています)。 しばらくコロナホールの画像が見られなくなります。 活発に活動を続けていた太陽黒点が東側にしっかりと見えて来ました。 672群と番号が付けられています。 11日1時(世界時10日16時)にC7の小規模フレアを起こしています。 今後も、小・中規模のフレアを起こす可能性があり、当面注意が必要です。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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