宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
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太陽風 7日 (ACE)
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2004/ 9/ 5 06:35 磁気圏はとても静かです。太陽風のセクター境界はまだ越えていません。
2004/ 9/ 6 11:31 セクターの境界を越えました。太陽風の速度がわずかに上昇しています。
2004/ 9/ 7 10:57 太陽風の速度がやや高まっています(440km/秒)。オーロラがやや活動的です。
2004/ 9/ 8 10:44 太陽風速度は通常レベルで安定しています。磁気圏はやや活動的です。
2004/ 9/ 9 11:41 太陽風の速度が更に下がっています(370km/秒)。磁気圏は静かです。
最新のニュース

2004/ 9/10 11:16 更新
太陽風の速度はとても遅くなっています。磁気圏は穏やかです。活動的な黒点群が見え始めました。

担当 篠原

ACE衛星の観測によると、太陽風の速度は更に下がり、330km/秒になりました。
磁場強度も3nTと弱く、地球の磁気圏はたいへん穏やかです。
オーロラの活動度を示すAE指数のグラフにはほとんど変化が見られません。

SOHO EIT284の太陽画像を見ると、東南(左下)にやや濃いコロナホールが見えています。
これは27日前の前周期よりも発達している様子です。
この時は、太陽風の速度は500km/秒まで上がりました。
南にやや離れていますので、影響は及びにくいかもしれませんが、
1週間後頃に太陽風の速度が上がると予想されます。

太陽黒点の写真では、東の端に新たな黒点群が上がって来ているのが見えます。
この群は活発に活動している様子で、太陽の地平線越しにフレア活動が確認されていました。
X線のグラフにある、9日14時(世界時9日5時)のCクラスのフレアはこの活動領域が起こしており、
CME(太陽ガスの放出現象)も起こしています(LASCO C3の写真を参照)。
9月8日の記事でも同様にこの領域によるフレア、CMEを報告しています。
こちら側に回って来た事で、今後は地球への影響が大きくなります。注意が必要です。



SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


SOHO衛星LASCO C3カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

9/ 9 08:42 UT

9/ 9 09:42 UT

9/ 9 11:18 UT

9/ 9 13:42 UT


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。