宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 9/10 11:16 更新 太陽風の速度はとても遅くなっています。磁気圏は穏やかです。活動的な黒点群が見え始めました。 担当 篠原 ACE衛星の観測によると、太陽風の速度は更に下がり、330km/秒になりました。 磁場強度も3nTと弱く、地球の磁気圏はたいへん穏やかです。 オーロラの活動度を示すAE指数のグラフにはほとんど変化が見られません。 SOHO EIT284の太陽画像を見ると、東南(左下)にやや濃いコロナホールが見えています。 これは27日前の前周期よりも発達している様子です。 この時は、太陽風の速度は500km/秒まで上がりました。 南にやや離れていますので、影響は及びにくいかもしれませんが、 1週間後頃に太陽風の速度が上がると予想されます。 太陽黒点の写真では、東の端に新たな黒点群が上がって来ているのが見えます。 この群は活発に活動している様子で、太陽の地平線越しにフレア活動が確認されていました。 X線のグラフにある、9日14時(世界時9日5時)のCクラスのフレアはこの活動領域が起こしており、 CME(太陽ガスの放出現象)も起こしています(LASCO C3の写真を参照)。 9月8日の記事でも同様にこの領域によるフレア、CMEを報告しています。 こちら側に回って来た事で、今後は地球への影響が大きくなります。注意が必要です。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
SOHO衛星のLASCO C3カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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