宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 8/22 06:43 更新 太陽風の速度がやや上昇しています(470km/秒)。 担当 篠原 ACE衛星の観測によると、 太陽風の速度は21日9時(世界時21日0時)頃から緩やかに上昇を始め 21日22時(世界時21日13時)頃に470km/秒に上がり、以後安定してこの速度が続いています。 通常の速度(およそ400km/秒)よりわずかに速い程度で、大きな変化ではありません。 SOHO EIT284の太陽画像を見ると、 太陽面北やや西(上やや右)に見られるコロナホール(やや暗くなっている部分)の影響と考えられます。 コロナホールの規模が小さいので、これ以上大きく速度が上昇することは無いでしょう。 太陽面南より(下より)にも小さなコロナホールが見えます。 続いてこちらの影響も考えられますので、やや速い状態は4日程度続くかもしれません。 昨日まで強まっていた太陽風の磁場は、速度の上昇とともに低下し、現在は5nTレベルに戻っています。 南寄りの主体の傾向は続いていて、速度がやや上昇したことと相まって、 オーロラ活動は少し活発になっています。 AE指数を見ると、500nTを越える規模の活動が幾度か観測されています。 さほど高速でもないので、これ以上の活動にはなりにくいでしょう。 太陽面では、黒点群が小さいながらも数多く散らばっていて、にぎやかです。 どれも規模が小さく、フレア(太陽爆発)活動は見られません。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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