宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2004/ 8/19 10:41 更新 X1.8の大規模フレアが発生しました。太陽風および磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 656黒点群が西に没する寸前にX1.8の大規模フレアを発生させました。 発生時刻は19日2時半(世界時18日17時半)です。 このフレアに伴って、CME(太陽ガスの放出現象)が発生しています。 SOHO衛星のLASCO C3カメラで、南西(右下)に向かって激しく吹き出す太陽ガスが捉えられています。 横に向かって吹き出していますので、地球への影響はほとんど無いでしょう。 656群が没した後は太陽のフレア活動も穏やかになりそうです。 太陽風は、速度が360km/秒とわずかですが上がっています。 SOHO EIT284カメラの太陽画像の南西(右下)寄りにやや暗いコロナホールが見えています。 このコロナホールの高速太陽風の影響が見られるとすると、そろそろですので、 その影響がわずかに見えているのかもしれません。 いずれにせよ、コロナホールが小規模なことと、南に外れている事などから、 太陽風の速度が上昇するとしてもあまり大きな速度にはならないでしょう。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
SOHO衛星のLASCO C3カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|