宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2004/ 8/ 5 11:30 太陽風磁場のセクター境界を越えました。現在の磁気圏は穏やかです。
2004/ 8/ 6 11:04 太陽風速度と磁場強度がやや上昇しています。磁気圏は穏やかです。
2004/ 8/ 7 10:16 磁気圏は静穏です。太陽風の磁場が強まって来ました。
2004/ 8/ 9 10:58 7日から8日にかけて、太陽風の速度が500km/秒まで上昇しました。現在は下がり、静穏です。
2004/ 8/10 09:58 太陽風磁場が強まり、磁気圏の活動がやや活発になっています。656黒点群が小さなフレアを盛んに起こしています。
最新のニュース

2004/ 8/11 15:38 更新
太陽風が高速(600km/秒)で、オーロラ活動がやや活発になっています。

担当 篠原

ACE衛星の観測によると、太陽風の速度は600km/秒前後と高速で推移しています。
昨日のニュースに続く様に、太陽風の速度が緩やかに上昇を続けたためです。

太陽風の磁場は一時13nTにまで強まりました。南向き成分も-5〜-10nT程度が続き、
オーロラ活動はAE指数で500nT強とやや活発な状態になっていました。
11日6時(世界時10日21時)頃から磁場強度、南向き成分ともに弱まり、
オーロラ活動も穏やかになっています。

太陽面の写真では、コロナホールの様子は分かりにくくなっています。
見にくいですが太陽の正面北寄りにコロナホールが見られるとするデータもあり、
今後の展開はやや読みにくくなっています。
もう数日高速風が続き、しばらくの間磁気圏がやや活発な状態が続く可能性があります。

太陽黒点656群のフレア活動(太陽爆発)は昨日より低下していますが、
黒点の規模は大きく保っており、今後も中規模のフレアを起こす可能性があります。



SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。