宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 7/12 11:06 更新 太陽風の速度が500km/秒へ上昇しています。南向き磁場が強いため、磁気圏が乱れ始めています。 担当 篠原 ACE衛星の観測によると、11日19時(世界時11日10時)頃から太陽風の速度が上昇を始め、 現在500km/秒に上がっています。 太陽風磁場強度も10nTと強く、しかも南向き成分が強く現れています。 このため、磁気圏は急に活動的になっています。 オーロラ活動を示すAE指数は100nTを越え、 磁気圏に強いエネルギーの流入が起こっている事を示しています。 一昨日からの太陽風磁場強度の強まりは、高速太陽風と関連した変化だった様です。 27日周期の図をご覧下さい。 今回の変化は(下段の図)、前周期の変化(上段の図)とよく似ています。 この様子から予想すると、高速太陽風は4日程度続きそうです(緑色線)。 太陽風磁場は、もう一日程度大きく乱れそうです(3列目の赤・青線)。 その後は小刻みな乱れに収まります。 磁気圏の乱れは1〜2日程度活発に続く可能性があります。 太陽黒点は、新しく644群がはっきりと黒い姿を見せ始めました。 一方、SOHO EIT284の太陽画像左側がとても明るく見えていますが、 活発な活動領域が上がって来た様です。 この領域が原因で、GOES衛星X線のグラフを見ると、 11日15時(世界時11日6時)頃からレベルが一段上昇し、Cクラスの活動が継続的に観測されています。 今後、Mクラスの中規模フレアが観測される可能性もあります。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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