宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 7/10 07:48 更新 太陽風磁場のセクター境界を越えました。太陽風は300km/秒、磁気圏は静穏です。 担当 篠原 9日12時(世界時9日3時)頃に太陽風磁場のセクター境界を越えました。 太陽風の磁場の向きが、これまではおおまかに太陽向きだったのが、 現在は太陽から地球向きに変わっています。 この変化そのものによる影響はほとんどありませんが、 これに続く様に太陽風に乱れが発生する事があります。 現在の太陽風の速度は300km/秒をやや上回る程度で、大変低速です。 一方、磁場に変化が見られています。 強度が急に上昇し、7nT程度まで強まっています。 また、南向き成分が強まっていて、-5nTの強めの南向きが長時間続いていました。 これらの変化は、27日前の太陽風の変化にも見られています。 南向きが強まっていますが、太陽風の速度がたいへん遅いため、磁気圏は穏やかです。 AE指数には変化が見られません。 太陽風磁場が急に強まると、それに続いて太陽風の速度が上昇する事が良くあります。 (前周期の太陽風速度と、太陽風磁場強度の変化をご覧下さい) 今回の上昇が更に続いた場合、それに続いて太陽風の速度が上昇する事も考えられます。 ただし、SOHO EIT284カメラの太陽画像には、コロナホールはほとんど見られず、 速度の大きな上昇は無さそうにも思われます。 今後の変化に注目です。 太陽黒点は小さな642群が見えている程度です。 X線のバックグラウンドの強度がやや上がっています。 東から新しい活動領域が上って来つつある様です。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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